【ヒゲ先生のコラム】東京科学大学の入試、始まる!
東京お茶の水に東京医科歯科大学という国立大学があった。また、港区の京浜工業地帯の一角には東京工業大学があった。そして、2024年秋にその名門国立大学が合併し、この25年の共通テストで初めて一つの大学として入試が行われた。
理系の国立大学の双璧で、特に医学部や歯学部は募集定員が少ないこともあり、大変合格するのが難しい大学である。
能力のある若者を優秀なエンジニア、科学者、テクノクラートに育て上げる国家機関と考えていいかもしれない。
二つの大学を一つに合併するというと、また、例の経費節減かと揶揄するむきもあるが、一方で、昨今の医学・生理学、細胞学の発展は、遺伝子工学の重要性を増して、医学と工学の区別がつかなくなった、と見るのが正しいかもしれない。
遺伝子の組み換え操作でどんどん新薬の開発が進んでいるらしい。
勉クラは高校入試が専業であるので高校に進んでからの努力がものをいうが、勉クラの卒業生からはこれまでに旧東京工大への進学者はいるが、さすがに難関東京医科歯科大学への進学者はだせなかった・・・。
昨年秋、私はこの東京医科歯科大学附属病院に入院していたのだが、いずれのドクターも看護師さんのひとりひとりも大変クリアでそのインテリジェンスの高さには大変驚いた。
今は、東京科学大学付属病院と名前を変えている。
日進月歩の発展をとげる現代社会、うちの卒業生たちがこういう大学で学び、さらに世の中を発展させてくれたらなあ、というのが私の大きな夢である。
深 谷 仁 一
日本放送作家連盟員
日本脚本家連盟会員